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"Mindscape I" for String Quartet

YAMAMOTO, Jun山本準
The composer wrote this piece by collecting sounds that he feels beautiful or pleasing, and organically arranging and connecting them as much as possible to create a short but pleasurable duration. The piece begins with a sixteenth-note tremolo, followed by a motive featuring a triplet of eighth notes and four sixteenth notes. After some rhythmic play and wavering, a canon on the theme of sixteenth-note follows. Then the first motive reappears and the piece concludes with an octave sequence on notes of “e” after a short coda. This music has been premiered on March 29, 2022, by Mika Hirose(vn.) Satoshi Morioka(vn.) Satomi Furuya(vn.) Koya Suzuki(Vc.) at Musa Kawasaki, Kanagawa, Japan.
美しいと感じ、あるいは愉快に響く音を集め、できる限り有機的に配置・連結することで短いながらも楽しい持続をつくり出したいと考えて作曲した。 曲は16分音符の刻みに始まり、頭を欠く三連8分音符と4つの16分音符を特徴とする動機がこれに続く。いくつかのリズムの遊びとたゆたい、16分音符の刻みをテーマとするカノンを経て、最初の動機が再帰し、コーダを経てE音のオクターブ連打にて結ばれる。本作品は2022年3月29日、ミューザ川崎にて、廣瀬心香(Vn.)、森岡聡(Vn.)、古屋聡見(Va.)、鈴木皓矢(Vc.)の4氏により初演された。

Let's start "Arban" 12

ARBAN, Joseph Jean-Baptiste Laurent (arr. SOKABE, Kiyonori)ジョセフ・ジャンバティスト・ローラン・アルバン(arr. 曽我部清典
Explanation of no.41~46 of Arban / Complete Grand Method.
さあ、アーバンを始めよう!(12)です。全音版アーバン金管教則本26・27ページの41番〜46番の解説です。28番から始まった8分音符の練習の仕上げとして41番から45番を吹く上での注意点を書きました。そして46番はすべての長調での分散和音(和音進行)の練習となります。トランペットだけでなく、すべての金管楽器においてもきちんと身につけたい技術となっています。元々はコルネット奏者のために書かれた教本ですが、今ではトランペット奏者必修の教本になっているので、トランペット用としてあります。

Let's start "Arban" 11

ARBAN, Joseph Jean-Baptiste Laurent (arr. SOKABE, Kiyonori)ジョセフ・ジャンバティスト・ローラン・アルバン(arr. 曽我部清典
Explanation of no.36~40 / Arban /Complete Grand method
さあ、アーバンを始めよう!(11)です。全音版アーバン金管教則本24ページの36番〜40番の解説です。28番から始まった8分音符の練習その3です。8分音符のアタックをそろえることと2等分すること、3度と5度の吹き分けが最重要課題となります。トランペットだけでなく、すべての金管楽器においてもきちんと身につけたい技術となっています。元々はコルネット奏者のために書かれた教本ですが、今ではトランペット奏者必修の教本になっているので、トランペット用としてあります。

4 short pieces for trombone quartet

YAMAMOTO, Jun山本準
This piece was commissioned by Norikazu Naoi and composed in 2018. It consists of four short pieces of music, about 12 minutes in total. The four trombones are almost homogeneous in terms of sound quality, and allow the composer a great deal of freedom in terms of fulfilling the basic vocal structure of four in Western music. In other words, it is challenging instrumentation. The composer's interest is focused solely on how to combine the four notes to create an attractive sound and movement. The first piece is the opening, presenting the chords that will be the center of the entire piece. The second piece is in ABA tripartite form, with the A section focusing on the texture of the four trombones as they weave in and out of turns, and the B section featuring a waltz. The third piece is a capriccio, with long drawn-out notes and short staccato dots. The fourth piece, the finale, recreates the first chords of the first piece, and then the music develops rhythmically to a climax. In addition to Mr. Naoi, I received valuable advice from Mr. Kosei Murata, to whom I would like to express my gratitude. This work was premiered by the MPG Trombone Quartet (Masayoshi Sabase, Manabu Sato, Yasuyuki Yamamoto, and Norikazu Naoi) at their first concert on February 5, 2022.
本作品は直井紀和氏からの委嘱により、2018年に作曲された。短い4つの小品からなり、全体で12分程度の音楽である。 4本のトロンボーンは音質的にもほぼ均質であり、西洋音楽の基本的な声部の構成数4を充たすという点で作曲家にとっては大きな自由を許すものである。逆に言えば、チャレンジングな編成ということもできる。作曲者の興味は4つの音をいかに組み合わせて魅力的な響きと動きを作り上げるかという一点にのみ集中している。 第一曲はオープニングである。まず全曲の中心となる和音・音の組み合わせが提示される。第二曲はABAの三部形式で、A部分は4本のトロンボーンが交代しながら織りなすテクスチュアが興味の中心であり、B部分にはワルツを配してある。第三曲はカプリッチオであり、引き延ばされる長い音と、スタッカートの短い音による点描である。第四曲、フィナーレでは第一曲の最初の和音が再現されたのち、音楽はリズミカルに展開され、高潮していく。 本作品については、委嘱者の直井氏に加え、トロンボーン奏者の村田厚生氏に貴重なアドバイスをいただいた。ここに記して感謝の意を表したい。本作品は2022年2月5日、MPG Trombone Quartet第一回演奏会において同カルテット(鯖瀬真義、佐藤学、山本靖之、直井紀和)により初演された。

Golliwogg's Cakewalk

DEBUSSY, Claude Achille (arr. SOKABE, Kiyonori)クロード・ドビュッシー(arr. 曽我部清典
Golliwogg's Cakewalk by Debussy for Brass quartet.
ドビュッシーの子ども領分から「ゴリヴォーグのケークウォーク」を異なる楽器の金管四重奏にアレンジしました。トランペットはin C と in Esのパート譜をつけましたが、二人で吹くのではありません。

Recuerdos de la Alhambra

TÁRREGA, Francisco (arr. SOKABE, Kiyonori)フランシスコ・タレガ(arr. 曽我部清典
Recuerdos de la Alhambra by Francisco Tarrega for 3 Trumpets.
スペインの伝説的なギタリストで作曲家のフランシスコ・タレガの名曲『アルハンブラの思い出』を3本のトランペットのために編曲しました。3番パートは音が低いのでホルンで代用も可能です。この曲の大きな特徴であるトレモロをどのように表現するかが、このアレンジの妙でもあります。

Jesu, joy of man's desiring

BACH, Johann Sebastian (arr. SOKABE, Kiyonori)ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(arr. 曽我部清典
Jesu, joy of man's desiring by Bach for Trumpet Trio.
バッハのカンタータ147番から有名なコラール『主よ、人の望みの喜びよ』を3本のトランペットのために編曲しました。本来はC管・Es管・低いF管のために書きましたが、C管をB管で、Es管をC管でも吹けるようにオプション譜を用意しました。F管のパートはホルンでの代用も可能です。

Little One

BARTÓK, Béla (arr. SOKABE, Kiyonori)ベーラ・バルトーク(arr. 曽我部清典
No.6 Little One from Romanian folk dances by Bartok for Brass quartet.
バルトークのルーマニア民俗舞曲の終曲「小さな子ども」を異なった楽器の金管四重奏に編曲しました。トランペットはピッコロトランペット、ホルンは音が高くて無理なようでしたら、フリューゲルホルンで吹いて下さい。

Garden Gate

BARTÓK, Béla (arr. SOKABE, Kiyonori)ベーラ・バルトーク(arr. 曽我部清典
No.5 Garden Gate from Romanian folk dances by Bartok for Brass quartet.
バルトークのルーマニア民俗舞曲の第5曲「庭園の門」を金管四重奏に編曲しました。トランペットはA管ピッコロからC管に持ち替えて演奏して下さい。

Liebster Jesu, wir sind hier

BACH, Johann Sebastian (arr. SOKABE, Kiyonori)ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(arr. 曽我部清典
" Liebster Jesu, wir sind hier " by Bach for Brass quartet
バッハのオルガン曲「親愛なるイエスよ、私たちはここにいます」を金管四重奏にアレンジしました。異なる楽器間でのハーモニー練習にも使えます。

The Little Shepherd

DEBUSSY, Claude Achille (arr. SOKABE, Kiyonori)クロード・ドビュッシー(arr. 曽我部清典
The little shepherd by Debussy for Brass quartet.
ドビュッシューの子供の領分から「小さな羊飼い」を金管四重奏(ブラストリオグルーヴにチューバ奏者を迎えて)に編曲しました。トランペットは、inCの楽譜もつけましたが、可能ならA管のピッコロトランペットを使用して下さい。

Standing Still

BARTÓK, Béla (arr. SOKABE, Kiyonori)ベーラ・バルトーク(arr. 曽我部清典
Standing Still by Bartok for Brass quartet
バルトークのルーマニア民俗舞曲より第3曲「佇む」を、金管四重奏(ブラストリオグルーヴにチューバ奏者をお迎えして)に編曲をしました。A管ピッコロトランペットのソロ用ですが、Eb管コルネットでも演奏できるようパート譜を用意しました。