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現代日本の音楽の楽譜

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山本準 : 五重奏

木管楽器の優れた運動性と豊かな表情を最大限に生かしたいと考えて作曲された。曲はゆるやかな3部形式をとる。冒頭にAllegrettoでリズミカルなテーマ(A)とメロディックなテーマ(B)が提示され、形を変えて二回繰り返される。再度パートを交換して(A)が提示されて中間部に入る。Vivaceでオーボエとクラリネットの早い音階のパッセージの交換にのせてホルンが新しいテーマを導入する(C)。続いて、緩徐部分(Adagietto)となり、オーボエ、クラリネットの順にソロを展開し、もう一度速い(D)が再帰する。やや速度を落としてユニゾンのパッセージから、対位法的な展開を経て(A)(B)が再現し、他の要素も含めて速度を上げて展開され、一気にコーダに達する。

池田拓実 : 二重奏

初演: 新藤昌子(ソプラノ) 塚谷水無子(オルガン) 2017年7月21日 霊南坂教会 演奏時間:約10分

山本準 : 独奏

このピアノの小品は1985年に作曲された。

山本準 : 二重奏

子どものためのピアノ連弾曲「ふわふわの夢」は、2017年7月30日(日)に「こどもたちへのメッセージ in 熊本」にて初演されました。

山本準 : 四重奏

「3つのアラベスク~弦楽四重奏のための」は3つの楽章から構成される。 第一楽章 Correntemente 波打ちながら連続する16分音符6つを単位とする流れを中心として、これに附点8分音符および8分音符を単位とするリズムが交錯する。コーダは速度を落とし、Tranquillo となって第二楽章への導入となる。 第二楽章 Tranquillo 弱音器を付した静かな楽想から始まり、第一ヴァイオリンとヴイオラ、第二ヴァイオリンとチェロの組み合わせによる二つのユニットが互いに相反するリズムで音楽を織り上げていく。 第三楽章 Allegro energico 密集した和音のトレモロに合わせて、激しいリズムをもつ音形が提示され、続いてトレモロとピチカートの組み合わせによる主部に導かれる。中間部はやや速度を落として冒頭の音形とピチカートが組み合わされる。前二楽章の短い回想と冒頭のモチーフの再現を経て、コーダにいたる。 本作品は2017年5月15日、東京のすみだトリフォニーホール小ホールにて、プレシャス・カルテット(第一ヴァイオリン 加藤えりな、第二ヴァイオリン 古川仁菜、ヴィオラ 岡さおり、チェロ 小川和久)により初演された。

山本準 : 三十重奏

賛美歌「神は我がやぐら」は、ルターの原曲から、バッハによるコラールを含め様々な形が伝えられているが、それらを素材として自由に再構成した作品である。ホルンとユーフォニウム主体のコラールで始まり、主題がバスから順次高音に積み重ねられていく。中間部は長三和音を中心としたファンファーレが鳴り響き、重なり合い、さらに変形された主題によるAllegro assaiのディヴェルティメントを経て、トゥッティによるテーマの提示のあとBbとF#上の二つの長三和音 を響かせて曲を閉じる。ルターの偉業へのオマージュであると同時に金管賛歌でもある。 本作品は洗足学園音楽大学曽我部ゼミの演奏会演習として宗教改革500周年記念特別演奏会のために書かれ、同演奏会にて、曽我部ゼミナールの2017年度修習生による金管合奏、飯靖子氏(オルガン)、曽我部清典氏の指揮により、2017年10月13日、東京・赤坂の霊南坂教会にて初演された。

山本準 : 独奏

Eternal River-Reunion は2000年の作品。オリジナルはピアノと小編成オーケストラで書かれていますが、ピアノ独奏バージョンをお届けします。演奏時間は約6分20秒です。オリジナルバージョンは、YouTubeで聞くことができます。https://www.youtube.com/watch?v=3DTZ2J9vaY8&index=22&list=PLOu-ax8EMKD5fT3vA9Tghf_Voo1yujYD1 「河の流れは何百年も変わることがない。1000年後にあなたとこの河畔で再会できたら…」

山本準 : 二重奏

二つの部分からなる。第一の部分はアンダンテ、4分の3拍子、ニ短調の2声のフゲッタである。調性は流動するが、音楽は全体としてニ短調のドミナント(属和音)に向かって高揚する。全終止とともに、第二の部分に入る。同じくニ短調の速い4分の3拍子のスケルツォである。変ロ音上で一旦休止した後、トロンボーン、トランペットの順でカデンツァを奏する。コーダ部分はフゲッタの主題を回想しながら、急速を保ったまま一気に終結に至る。本作品は、2017年7月22日、曽我部清典・直井紀和両氏により、「トランペット&トロンボーン デュオ vol.1」にて初演された。

山本準 : 独奏

ハープはドレミファソラシの七つの音を入力として、その7つあるペダルの位置によって異なる音階に移しかえる一種の「写像」であると考えられる。7つのペダルはそれぞれ、♭、ナチュラル、♯、の三つの状態のいずれかに位置させることができるので、ハープの演奏可能な音階は3の7乗=2,187種類あることになる。この中には伝統的な長音階、短音階、減七和音、属七和音、教会旋法なども含まれるが、それらに限らず一般的でない異なる音階も使ってみたいというのが作曲の動機である。この曲では22種類の異なる音階を使っている。 本作品は、2017年7月21日、東京にて「公募作品演奏会『ラ・フォリア』」において、鈴木真希子氏のハープ独奏により初演された。作曲者は初演にあたっての鈴木氏の貴重なアドバイスに深謝する。

山本準 : 独奏

(作曲者ノート)昭和初期に活躍した俳人、渡辺白泉の無季の句「戦争が廊下の奥に立つてゐた」の印象は強烈である。薄暗い廊下の奥に何かの気配を感じるとそこには「戦争」が立っていた、というのである。戦後十年以上を過ぎて生まれ、「戦争を知らない子供たち」(北山修)として育った私ですら恐怖を感じるが、戦後70年を経てこの恐怖は若い世代に伝わるだろうか。 トランペットはいわゆる「喇叭」であり軍隊とは切っても切れない関係を持っている。そのトランペットに一句の恐ろしさを表現させてみたいというのが作曲の動機である。曲中に、シェーンベルク、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチらの戦争に関する、あるいは戦争中に書かれた音楽の引用を含む。2016年10月29日「中国・四国の作曲家 in 徳島 2016」にて、曽我部清典氏の演奏で初演された。

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ベーラ・バルトーク / arr. 和氣愛仁 : 二重奏
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