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Chi d'amor sette

KODÁLY, Zoltán (arr. SOKABE, Kiyonori)ゾルタン・コダーイ(arr. 曽我部清典
Italian madrigal " Chi d'amor sette " by Ziltan Kodaly for 3 trumpets.
ハンガリーの作曲家ゾルタン・コダーイによるイタリアンマドリガル「愛を抱くものよ」をトランペット三重奏にアレンジしました。イタリアの美しいメロディにコダーイのテイストも加わって、印象に残る作品です。原調のままinCにしてありますが、そのままB管で演奏しても差し支えありません。

Ave Maria

KODÁLY, Zoltán (arr. SOKABE, Kiyonori)ゾルタン・コダーイ(arr. 曽我部清典
Ave Maria for 4(3) trumpets by Zoltan Kodaly ( original version is for female Chor)
ゾルタン・コダーイの合唱曲をトランペット3(4)重奏にアレンジしました。2人でユニゾンを合わせるのが一つのテーマですので、6名以上で演奏して下さい。4つに分かれるのは最後の部分のみですので、作曲者に少し眼を瞑ってもらえれば(笑)、3人でも演奏できます。もちろんトランペットじゃなくても、同じキーであれば、演奏できます。

Mountain night no.1

KODÁLY, Zoltán (arr. SOKABE, Kiyonori)ゾルタン・コダーイ(arr. 曽我部清典
Mountain night for 7 trumpet (original for Chorus by Kodaly)
コダーイの合唱曲「山の夜」をトランペット7重奏にアレンジしました。最後の部分のみ1番パートが3つに分かれています。全音の音程をきちんととる練習にも役立ちます。原調のままにしてありますが、全体を長2度下げて、B管で演奏することもできます。

16 Études sur les notes d'agrément

DUHEM, Hippolyte Jeanイポリット・ジャン・デュエム
16 Études sur les notes d'agrément by H.J.Duhem.
19世紀ベルギーを中心に世界各国で活躍したコルネット奏者であるイポリット=ジャン・デュエムが最晩年に著した36の練習曲集のうち、装飾音に特化して書かれた16の装飾音エチュードです。多民族国家ベルギーならではの多言語に配慮した練習曲と思います。コルネットのために書かれていますが、トランペットやフリューゲルホルン、テナーホルンやユーフォニアムなど幅広い楽器で演奏できます。

2 FANFARES

DUHEM, Hippolyte Jeanイポリット・ジャン・デュエム
2 fanfares composed by Hippolyte Jean DUHEM.
ベルギー王立音楽院の教授であったイポリット・ジャン・デュエムが最晩年に書き下ろした36のメロディックエチュードの巻末に収められた2つのファンファーレです。当時発明されたC管とD管で演奏するように指示がありますが、B管で吹いても何ら差し支えありません。

20 Études Mélodiques et d'Articulation

DUHEM, Hippolyte Jeanイポリット・ジャン・デュエム
20 Etude Melodiques et d'Articulation written by Hippolyte Jean DUHEM.
19世紀ベルギーを中心に世界各国で活躍したコルネット奏者であるイポリット=ジャン・デュエムが最晩年に著した36の練習曲集のうち、アーティキュレーションに特化して書かれた20のメロディックエチュードです。多民族国家ベルギーならではの多言語に配慮した練習曲と思います。コルネットのために書かれていますが、トランペットやフリューゲルホルン、テナーホルンやユーフォニアムなど幅広い楽器で演奏できます。

Theme and Variations

BIN,Kaneda兼田敏
Solo piece composed by Kin Kaneda.
兼田敏によるトランペット独奏曲です。長い間埋もれていましたが、お弟子さんにより発掘され、権利者の承諾も得て、出版の運びとなりました。金管奏者にとって重要となる技術の克服のために書かれた貴重な楽曲と思います。ぜひ演奏してみて下さい。調性の指定はないので、B管でもC管でも同じ譜面での演奏は可能です。

24 Etudes

DUHEM, Hippolyte Jeanイポリット・ジャン・デュエム
Hippolyte = Jean DUHEM / 24 Etudes
19世紀ベルギーを中心に世界各国で活躍したコルネット奏者であるイポリット=ジャン・デュエムがベルギー王立音楽院教授在籍中に著した24の練習曲集です。比較的平易なところから取り組めて、最終的にはかなりの技巧が磨かれる作りになっています。コルネット発祥の地であるベルギーで19世紀に使われていた教則本で、技術力を高めながらより良くメロディを歌う感性を身につけるのにはとても良い教材と思います。コルネットのために書かれていますが、トランペットやフリューゲルホルン、テナーホルンやユーフォニアムなど幅広い楽器で演奏できます。

Izaidemu-Yukiminikorobu-Tokoromade for 7 Japanese Instruments

YAMAMOTO, Jun山本準
This is a suite of four pieces of music associated with Matsuo Basho's four famous haiku. I have tried to reflect the atmosphere of each haiku in each piece. The fourth piece (Winter) was conceived first, and by adding Basho's haiku as the title, the three remaining natural seasonal ideas followed. The piece was completed in this form, as a result of the composer's decision to freely use all the musical ideas within him, rather than sticking to Japanese themes and materials. The work was premiered on 20 January 2023 at the 238th Regular Concert of the Pro Musica Nipponia in association with the Japan Federation of Composers, performed by seven members: Fue: Shiba Yui, shakuhachi: Fuchigami Raphael Hiroshi, shamisen: Nagai Mae, biwa: Fujitaka Rieko, koto: Miyake Reiko, 17 strings: Kudo Hisako and percussion: Tomita Shinpei.
松尾芭蕉の人口に膾炙した四句にちなむ4曲からなる組曲である。 第一曲 (春) さまざまのこと思い出す桜かな 第二曲 (夏) 夏草や兵どもが夢の跡 第三曲 (秋) この道や行く人なしに秋の暮れ 第四曲 (冬) いざ出でむ雪見にころぶ所まで 「いざ出でむ」の句は、決定稿は「いざさらば」の形であろうと思うが、ここでは別れの句となることを避けて、初案の「いざ出でむ」の形を題名にとった。 それぞれの句の趣を各曲に反映させるよう心がけた。曲はまず第四曲(冬)が最初に着想され、題名として芭蕉の句を添えることにより、自然に残る三つの季節の楽想が追随した。邦楽器の合奏であるからということで日本的な題材・素材にこだわるのではなく、作曲者の内に在るすべての音楽的発想を自由に配することとした結果、この形をとって完成をみた。 本作品は2023年1月20日、日本音楽集団第238回定期演奏会 日本作曲家協議会との共催「作曲家との火花」において、笛:芝有維、尺八:渕上ラファエル広志、三味線:長井麻江、琵琶:藤高りえ子、箏:三宅礼子、十七絃:久東寿子、打楽器:冨田慎平の七名により初演された。

Cantique de Noël

ADAM, Adolphe-Charles (arr. SOKABE, Kiyonori)アドルフ・シャルル・アダン(arr. 曽我部清典
バレエ音楽「ジゼル」の作曲者として名高いアドルフ・アダンのクリスマス・キャロルをトランペット及びコルネットのために編曲しました。キーはC durとBb durを用意しました。無理のない方で演奏して下さい。

Poems of Fantasy

YAMAMOTO, Jun山本準
This work is a small suite of five pieces. There is a version of this work with electronics modulations by MAX/MSP. The electronics version was premiered on October 31, 2022 under the title "Ruins / Dusk / Shadows" at the concert "Japanese Composers 2022 Night 1" held by the Japan Federation of Composers, by Yuma Ohsaki on piano and Hiromichi Kitazume on electronics.
本作品は、5曲からなる小組曲である。 本作品には、MAX/MSPによるエレクトロニクス処理を加えたバージョンがあり、「廃墟/薄暮/影」という題名で、2022年10月31日に日本作曲家協議会による「日本の作曲家2022第1夜」にて、大崎結真のピアノ、北爪裕道によるエレクトロニクスにより東京にて初演された。

13 Pianissimo Exercises for noisy tone

SOKABE, Kiyonori曽我部清典
13 Pianissimo Exercises for noisy tone
何らかの原因で音にノイズが混じるようになった奏者のための、リハビリテーション用練習曲です。ごくごく小さな刺激でノイズが出る部分をほぐし、整ったアパチュアを形成するために作りました。トランペット以外の金管楽器にも応用できると思います。