「ポツダム宣言」
ポツダム宣言は独伊が降伏し日本の敗戦も決定的となった1945年7月26日に発表された、アメリカを中心とする、日本に対する降伏勧告である。敗戦国民であるわれわれ日本人にとってはこれほど屈辱的な文書もないが、ペリーの浦賀来航以来の近現代史の大きな結節点であると考え、改めて読み直してみたい。この宣言の背景には、米国の原子爆弾の開発の進捗(アメリカ大統領トルーマンはポツダム会談の期間中に現地でその実験成功の報せを受けたという)、ソ連の極東政策、戦後の米ソ間の力関係への両国の思惑などが絡み合い、一見民主主義的理想を述べているように見えながら、その裏には列強の利害と感情のぶつかり合いが透けてみえる。作曲に当たっては、あくまでもテキストを聴衆に伝えることに主眼を置いた。バリトンのテキスト朗唱に対し、トランペットとピアノは(あくまでイメージであるが)義太夫節の語りに対する三味線の役割を担う。テキストは英文原文から作曲者が新たに翻訳した。音楽上の要請から一部割愛・意訳した部分がある。ポツダム宣言本文に続く部分も史実から作曲者が書き起こしたものであり、文責は作曲者にある。
SKU:
SMP-24-DL Digital download [PDF]
¥2,300
Composer:
Instrumentation:
鍵盤/管楽/声楽 - 三重奏
使用楽器 |
---|
Trumpet |
Baritone |
Piano |
スコア:
✔
パート譜:
✔
ページ数:
70
Sample PDF:
ダウンロードするにはログインしてください。