戦争が廊下の奥に立ってゐた(2019改訂版) (トランペット独奏)
(作曲者ノート)昭和初期に活躍した俳人、渡辺白泉の無季の句「戦争が廊下の奥に立つてゐた」の印象は強烈である。薄暗い廊下の奥に何かの気配を感じるとそこには「戦争」が立っていた、というのである。戦後十年以上を過ぎて生まれ、「戦争を知らない子供たち」(北山修)として育った私ですら恐怖を感じるが、戦後70年を経てこの恐怖は若い世代に伝わるだろうか。
トランペットはいわゆる「喇叭」であり軍隊とは切っても切れない関係を持っている。そのトランペットに一句の恐ろしさを表現させてみたいというのが作曲の動機である。曲中に、シェーンベルク、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチらの戦争に関する、あるいは戦争中に書かれた音楽の引用を含む。2016年10月29日「中国・四国の作曲家 in 徳島 2016」にて、曽我部清典氏の演奏で初演され、2019年12月22日に埼玉県南浦和にて改訂再演された。
SKU:
SMP-13-DL Digital download [PDF]
¥1,000
作曲者:
編成:
管楽独奏
使用楽器 |
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Trumpet |
スコア:
✔
パート譜:
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ページ数:
10
サンプルPDF:
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