SOKABE Music Publishing

現代日本の音楽の楽譜

いざ出でむ雪見にころぶ所まで~邦楽七重奏のための

松尾芭蕉の人口に膾炙した四句にちなむ4曲からなる組曲である。
第一曲 (春) さまざまのこと思い出す桜かな
第二曲 (夏) 夏草や兵どもが夢の跡
第三曲 (秋) この道や行く人なしに秋の暮れ
第四曲 (冬) いざ出でむ雪見にころぶ所まで
「いざ出でむ」の句は、決定稿は「いざさらば」の形であろうと思うが、ここでは別れの句となることを避けて、初案の「いざ出でむ」の形を題名にとった。
それぞれの句の趣を各曲に反映させるよう心がけた。曲はまず第四曲(冬)が最初に着想され、題名として芭蕉の句を添えることにより、自然に残る三つの季節の楽想が追随した。邦楽器の合奏であるからということで日本的な題材・素材にこだわるのではなく、作曲者の内に在るすべての音楽的発想を自由に配することとした結果、この形をとって完成をみた。
本作品は2023年1月20日、日本音楽集団第238回定期演奏会 日本作曲家協議会との共催「作曲家との火花」において、笛:芝有維、尺八:渕上ラファエル広志、三味線:長井麻江、琵琶:藤高りえ子、箏:三宅礼子、十七絃:久東寿子、打楽器:冨田慎平の七名により初演された。

SKU:
SMP-414-DL
Digital download [PDF]
¥3,100
作曲者: 
編成: 
その他 - 七重奏
使用楽器
Shinobue
Shakuhachi
Shamisen
Biwa
13-string Soh
17-string Soh
Percussion
スコア: 
パート譜: 
ページ数: 
78
サンプルPDF: 
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動画: 
2023年1月20日 日本音楽集団 第238回定期演奏会 日本作曲家協議会共催「作曲家との火花」ミレニアムホールにて 笛: 芝有維、尺八: 渕上ラファエル広志、三味線: 長井麻江、琵琶: 藤高りえ子、箏: 三宅礼子、十七絃: 久東寿子、打楽器: 冨田慎平