ダチュラ - トランペットとギターのための
演奏時間 8分
トランペットのミュート straight, plunger, wa-wa (also used without stem; written as Harmon)
解説:
ダチュラとは、和名でチョウセンアサガオと呼ばれるナス科の植物である。日本の園芸業界ではエンジェルス・トランペットと呼ばれるが、逆に英語、フランス語、イタリア語では悪魔のトランペットと呼ばれる。花はスラリとしており、秋頃にはこぶし大の棘の付いた実をつけ、全草に毒がある。 この植物はその毒性にもかかわらず園芸植物として良く庭先で見かけ、私が指揮を学んだミラノ市立音楽学校でも裏庭の柵越しに隣家から伸びていて、その実の形に興味を覚えた。私は野草を何でも口にする悪癖があるが、これに限っては嫌な予感がして食べなかったのである。ある時また別の道端で同じ実がなっているのを見かけ、よくよく調べてみたら有毒植物であったという顛末であった。
トランペットとギターという編成を考えた時に、まっさきに思い出したのがこの花である。花の形がトランペットを想起させ、また実の形、棘のある外観も大変面白く、これはギターに見立てられると考えられた。私は近作によく植物の題名をつけており、これは作曲の語法にも共通性を持たせてシリーズ作品としている。
今堀拓也
SKU:
SMP-75-DL Digital download [PDF]
¥1,500
作曲者:
編成:
弦楽/管楽/管楽二重奏
スコア:
✔
パート譜:
✔
ページ数:
19
サンプルPDF:
ダウンロードするにはログインしてください。