SMP-167-DL

De Vulkanen (The Volcanos) (Trp. Pf. Version)

火山群 (トランペットとピアノバージョン)

This piece had been composed originally for Trumpet and Pipe Organ.

This is the version arranged for Trumpet and Piano by the composer.
The arrangement revealed a different aspect of the composition. This version has been premiered on August 20, 2019, by Kiyonori Sokabe (Trp.) and Akane Kidawara (Pf.) in Ehime, Japan.

本作品はもともとパイプオルガンとトランペットの豊かな響きを最大限引き出したいという意図の下に作曲された。

ここでご紹介するのは、オルガンパートをピアノに置き換えたバージョンである。初演はトランペットはオルガン版の初演者でもある曾我部清典、ピアノは木俵茜、2019年8月20日、愛媛県四国中央市のPiano Bar Pierroで行われた。

曲は変ホ音のペダルから始まる序奏に続き、ピアノのアルペジオにのってトランペットとピアノの低音部のオクターブによる上行する旋律を経て、ピアノの明確な嬰へ音上の長三和音に到達する。第2部分は、ピアノの左手によるコンスタントなスケールにのってピアノの右手とトランペットが16分音符を中心とした旋律を交換しあう。この部分の中心音は、変ロ音から、変ホ音、変ト音、ロ音を経てニ音に変化していき、それに伴い旋律線もそれぞれの中心音に従った音階において展開して高潮して、トランペットのソロに到達し、これにピアノが「合いの手」を入れる形となり、最終的にはオルガンはト音上の長三和音、トランペットは嬰ト音に達して休止する。第3部分はピアノの短いカデンツァをへてピアノ低音部の執拗なオスティナートが始まりトランペットとピアノの右手によりさらに16分音符を中心としたラインがやり取りされて緊張を増し、トランペットとピアノの3連符によるユニゾンから、トランペットのハーモニック・グリッサンドを伴うクライマックスに達する。休止ののち序奏部分が再現したあと、Placare(なだめるように)が指定された徐々に積み重なる和音が少しずつ構成を変えながら、最後はホ音上の長三度と短三度を同時に含む8音からなる和音上で静かに曲を閉じる。

Composer
Instrumentation
Keyboard, Wind
/ Duo
Instrumentation
鍵盤, 管楽
/ 二重奏
Score
Parts
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