DUHEM, Hippolyte Jean

イポリット・ジャン・デュエム

 イポリット=ジャン・デュエムは、1828年12月1日パリで、ベルギー人の両親のもとに生まれました。1845年4月、ベルギー王立音楽院のトランペット科に入学、ツァイス教授の元で研鑽を積み、翌年、首席で同音楽院を卒業しました。卒業後は、ロイヤル・ド・ラ・モネ劇場でソリストとして3年間過ごすかたわら、第一嚮導連隊でも演奏しました。その後、海外のコンサートやフェスティバルに招かれ、約10年間ソリストとしてヨーロッパの大部分とアメリカの2大陸を旅行しました。
 デュエムは1860年にブリュッセルに戻り、P・J・ヴァン・ホーセン教授(ツァイスの後任)の後任としてベルギー王立音楽院教授に就任しました。その後28年間途切れることなく同王立音楽院で指導にあたり、優秀な学生を輩出しました。1888年に同音楽院を引退、1911年8月30日にスカールベークで亡くなるまで、執筆活動をしながら隠居生活を送りました。

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