SOKABE Music Publishing

現代日本の音楽の楽譜

デ・ヴァルカネン(火山群)

本作品(演奏時間 約8分)はパイプオルガンとトランペットの豊かな響きを最大限引き出したいという意図の下に作曲された。曲は変ホ音のペダルから始まる序奏に続き、オルガンのアルペジオにのってトランペットとオルガンの低音部のオクターブによる上行する旋律を経て、オルガンの明確な嬰へ音上の長三和音に到達する。第2部分は、オルガンの左手によるコンスタントなスケールにのってオルガンの右手とトランペットが16分音符を中心とした旋律を交換しあう。この部分の中心音は、変ロ音から、変ホ音、変ト音、ロ音を経てニ音に変化していき、それに伴い旋律線もそれぞれの中心音に従った音階において展開して高潮して、トランペットのソロに到達し、これにオルガンが「合いの手」を入れる形となり、最終的にはオルガンはト音上の長三和音、トランペットは嬰ト音に達して休止する。第3部分はオルガンの短いカデンツァをへてオルガン低音部の執拗なオスティナートが始まりトランペットとオルガンの右手によりさらに16分音符を中心としたラインがやり取りされて緊張を増し、トランペットとオルガンの3連符によるユニゾンから、トランペットのハーモニック・グリッサンドを伴うクライマックスに達する。休止ののち序奏部分が再現したあと、Placare(なだめるように)が指定された徐々に積み重なる和音が少しずつ構成を変えながら、最後はホ音上の長三度と短三度を同時に含む8音からなる和音上で静かに曲を閉じる。

本作品は2019年6月29日東京・日本基督教西片町教会において、デュオ・ババール(トランペット 曾我部清典、オルガン 塚谷水無子)により初演された。

SKU:
SMP-145-DL
Digital download [PDF]
¥1,400
作曲者: 
編成: 
鍵盤/管楽二重奏
使用楽器
Trumpet in C
Organ
スコア: 
パート譜: 
ページ数: 
26
サンプルPDF: 
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